【国際線特典航空券】アメックスカードの利用付帯保険の対象になる?|カード付帯保険にプラスするならどの保険がおすすめ?を解説

国際線特典航空券はクレジットカード利用付帯の対象になる?

*本記事は広告を含んでおります。

2023年の夏休みは、やっとやっとハワイに行きます!

まだ完全にコロナが終息したわけではないこと、久しぶりの海外旅行、ということで海外旅行保険について調べてみましたので、情報をシェアしたいと思います!

海外旅行保険と言えば、主に次の2つがあります。

  • 保険会社で加入する保険
  • クレジットカードに付帯している保険

そして、クレジットカードの旅行傷害保険には自動付帯利用付帯があります。

自動付帯航空チケットなどの支払いがなくても、クレジットカードを持っているだけで自動的に適用される保険
利用付帯国際線航空チケットやパッケージツアーの料金をクレジットカードで支払うことで適用される保険

我が家はメインカードとして「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアムカード」を利用しているのですが、こちらのカードはカード付帯旅行傷害保険(海外旅行)の対象が利用付帯となっています。

今回の旅行では、ずっとこのために貯めてきたマイルで特典航空券を発券したわけですが…

特典航空券の場合、チケット代は発生しないけど補償対象になるのかな?

ということで、今回の記事では以下のような疑問を解説していきます!

この記事で分かること
  • 国際線特典航空券での搭乗時、アメックス利用付帯海外旅行保険は補償対象になる?
  • アメックスカードの旅行傷害保険は家族も対象になる?
  • 自動付帯のクレジットカードはどれ?
  • 複数のクレジットカードを持っていると、保険金額は合算して支払われる?
  • クレジットカード付帯保険にプラスして補償するなら、任意保険はどれがいい?

*本記事は執筆時点での情報をもとに記載しております。閲覧時点で内容に変更がある場合がありますのであらかじめご了承ください。

目次

AMEXでは特典航空券の搭乗でも補償対象!

アメックスの旅行傷害保険担当の方に確認したところ、下記のような回答でした。

燃油サーチャージをクレジットカードでお支払い頂いた場合は、特典航空券の発券でも補償対象となります。
空港手数料や税金の支払いだけでは対象外となります。

つまり、特典航空券の発券時に燃油サーチャージをクレジットカード払いにしていれば、利用付帯と見なされ、補償の対象になるということです!

私は何も考えずにこのカードで決済していたのですが、できれば決済前に「クレジットカードの補償内容」「自動付帯か利用付帯か」を確認してから決済したほうがよいと思います。

飛行機に乗る家族

私の場合はアメックスでしたが、カード会社によって上記対応は変わってくるかもしれません。
特典航空券でご旅行の際は、ご利用のカード会社に確認してみることをおすすめします!

補償の手厚いクレジットカードをお持ちであれば、そちらのカードでの支払いを優先するとよいですね。

AMEXカードの補償内容
(海外旅行)

AMEXカード画像

AMEXカードの補償対象はどのカードも共通ですが、一部の補償内容や補償金額はカードの種類によって異なります

補償の対象者

カード会員とその配偶者、およびカード会員と生計を共にするご家族。

家族分の海外旅行傷害保険を対象とするためには、家族分の旅行代金も対象カードで決済する必要があります。

  • ご家族とは、基本カード会員様または家族カード会員様/追加カード会員様の配偶者、生計を共にするお子様/ご両親などの親族を指します。
    親族とは6親等以内の血族、3親等以内の姻族の方をいいます。
  • カード会員様のお子様/ご両親などが働いている場合、生計を共にする家族とならない場合があります。
引用元:AMEX公式サイト

家族も補償対象になるのは嬉しいですね!

クレジットカードによっては、家族は対象外となるカードもありますので有り難いです

補償内容

AMEXカードに付帯されている保険はこちらです。

保険種別補償内容
傷害死亡/
傷害後遺障害
海外旅行中の偶然な事故で負った怪我が原因で死亡または後遺障害が残った場合の補償
傷害治療費用海外旅行中の偶然な事故による怪我のため医師の治療や診察を受けた場合の補償
疾病治療費用海外旅行中に病気を発症したことが原因で治療や診察を受けた場合の補償
賠償責任旅行中に他人に怪我をさせたり他人の物を壊してしまったため、法律上の賠償責任を負った場合の補償
救援者費用旅行中に遭難や入院してしまった際、家族が現地に駆けつける場合の補償
携行品損害海外旅行中に持ち物が盗難、破損してしまった場合などの補償
乗継遅延*搭乗便が遅れ、乗継予定の便に搭乗できず、乗継地への到着時刻から4時間以内に代わりの航空機を利用できなかった際に、宿泊施設の客室料、食事代が発生した場合の補償
出航遅延/欠航/搭乗不能費用*航空機が遅延、欠航、運休もしくは、搭乗予約受付業務の不備による搭乗不能により4時間以内に代わりの航空機を利用できなかった際に、食事代が発生した場合の補償
受託手荷物遅延費用*搭乗便が目的地に到着してから6時間以内に航空会社に預けた手荷物が手元に戻らず生活必需品の購入費用が発生した場合の補償
受託手荷物紛失費用*搭乗便が目的地に到着してから、48時間以内に航空会社に預けた手荷物が手元に戻らなかった際に、生活必需品の購入費用が発生した場合の補償
*乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用/受託手荷物遅延・紛失費用は以下のカードには付帯されていません。
  • アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
  • ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
  • Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード
  • ANAアメリカン・エキスプレス・カード
  • デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード
  • ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード
  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
    (グリーン・ゴールド・プラチナ)

補償金額

補償金額はカードの種類によって異なります。

*( )内の金額は、基本カード・家族カード会員の
ご家族に対する補償額です。

スクロールできます
保険種別本人家族
傷害死亡/
傷害後遺障害
3,000〜1
(1,000
3,000万〜1
(1,000
傷害治療100万〜1,000
(100
〜1,000
100万〜1,000
(100
〜1,000
疾病治療
賠償責任3,000万〜5,000
(3,000〜5,000
3,000万〜5,000
(3,000〜5,000
救援者費用200万〜1,000
(200万〜1,000
200万〜1,000
(200万〜1,000
携行品損害30万〜100
(30万〜100
30万〜100
(30万〜100
乗継遅延/
出航遅延/
欠航/
搭乗不能費用
1回につき最高2万〜3
(ー)
1回につき最高3*
(ー)
受託手荷物
遅延費用
1回につき最高2万〜3
(ー)
1回につき最高3*
(ー)
受託手荷物
紛失費用
1回につき最高4万〜6
(ー)
1回につき最高6*
(ー)
*プラチナ・カード/ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードでのカード決済ありの場合のみ

カードごとの補償金額は、AMEX公式サイトが分かりやすいのでこちらからご確認ください。

利用付帯の適用条件

先程もお伝えしたように利用付帯のクレジットカードでは、対象の支払いにカードを利用することで保険が適用されます。

AMEXカード利用付帯の規約はこちらです。

(海外旅行の場合)
①ご旅行前に日本国内にてカードで日本出入国のために時刻表に基づいて運行される国際航空機または国際船舶のチケットやパッケージ・ツアーの料金をお支払いになられた場合、海外旅行を目的にご住居(日本国内)を出発されたときから、ご住居にお戻りになるまでの間で、かつ、日本を出国する前日の午前 0 時から日本に入国した翌日の午後 12 時(24 時)までの間の旅行期間を補償します。
ただし、日本を出国した翌日から 90 日後の午後 12時(24 時)を限度とします。


②日本国内でのカードによる購入がなくても、出国後海外ではじめて被保険者が当該旅行中に利用する公共交通乗用具*のチケット料金をカード会員がカードでお支払いになった場合も、出国時からご住居にお戻りになるまでの最長 90 日間の旅行期間内を限度に、その購入のときから補償されます。

*公共交通乗用具とは、航空法、鉄道事業法、海上運送法に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運行される航空機、電車、船舶などをいいます。

引用元:Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード規定集

「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」の規定集から抜粋しましたが、他のAMEXカードでも利用付帯の箇所は同様の内容でした。

対象となる決済について、もう少しわかりやすくご説明します!

旅行前に日本国内にてカード決済された、日本出入国のために時刻表に基づいて運行される国際線航空機の代金や国際船舶のチケット、パッケージツアーの料金。

具体例>
  • 地方空港から羽田・成田空港までの航空券代
  • 海外渡航先までの航空券代
  • パッケージツアーの旅行代金
  • 空港までの電車代やリムジンバス代
  • ターミナル駅までの新幹線料金
  • 特典航空券発券時の燃油サーチャージ代

日本国内でのカード決済がない場合、出国後に海外ではじめて利用した公共交通乗用具の料金。

具体例>
  • 海外での特急電車料金や高速バス料金
  • 空港からホテルまでの電車代やバス代
電車ばバス

AMEXでは出国後の利用も対象となっていますが、カード会社によっては“日本国内での決済のみ対象”となっているところもあります。
ご自身のカードの規定をよく確認してから利用するようにしてください。

<対象外の例>

バツを出す女性
  • 航空機の発券手数料
  • 座席指定手数料
  • 空港利用税
  • 航空券の消費税
  • ラウンジ利用料
  • ガソリン代/高速料金/駐車料金
  • レンタカー料金
  • タクシー料金
  • 電子マネーのチャージ代/デポジット代
  • プリペイドカードの購入費

など

オプショナルでの空港送迎Uberなどは「時刻表に基づく公共交通乗用具」ではないので、対象外となります。

AMEXの自動付帯カード

AMEXカードの中には、「利用付帯」ではなく「自動付帯」のカードもありますので、ご紹介しておきます。

自動付帯】カードはこちらの3種類です。

プラチナ・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード

ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード

ただし、[カード決済あり][カード決済なし]では補償内容が少し異なります。

「傷害死亡・後遺傷害保険の金額」と「家族カード会員の補償が付帯されるかどうか」が違ってきます。

カード決済
あり
カード決済なし
傷害死亡/
傷害後遺障害保険金
1億円
(1,000万円)
5,000万円
(1,000万円)
家族カード会員/追加カード会員基本カード会員と同額の補償補償なし
*()内の金額は、基本カード・家族カード会員の
ご家族に対する補償額

いずれも、年会費が10万円越えの高額カードなので、その分補償も手厚いですね!

年会費無料でも自動付帯のクレジットカードはありますので、次の章でご紹介します。

AMEX以外の自動付帯カード

クレジットカード画像

クレジットカード付帯の旅行傷害保険は、たいてい利用付帯です。

以前まで自動付帯だったカードも、利用付帯に変更しているカードが多く見られます。

2023年5月現在で自動付帯となっているカードをご紹介します。

低コストで持つならこのカード

\年会費無料の
自動付帯カードならこれ/

エポスカード Visa
年会費永年無料
補償対象会員本人のみ
傷害死亡/
後遺障害
最高500万
傷害治療最高200万
疾病治療最高270万
リンク公式サイト

エポスカード Visaは年会費無料のカードで、疾病治療費が最高270万まで補償されます!
こちらのカードは会員本人のみ対象となっており、家族は対象外です。

*2023年10月1日以降は利用付帯へ改定
補償内容も変更となります。
海外旅行傷害保険サービス改定のお知らせ

\初年度無料!
家族カード会員も同等の補償/

ライフカード
<旅行傷害保険付き>
ライフカード
年会費初年度:無料
次年度以降:1,375円(税込)
家族カード:440円(税込)
補償対象会員本人家族カード会員
傷害死亡/
後遺障害
最高2,000万円
傷害治療最高200万
疾病治療最高200万
リンク公式サイト

ライフカード<旅行傷害保険付き>では、家族カードを440円(税込)で作ることができます。
家族カード会員も本人会員と同じ保険が適用されるのでお得です。

より手厚い補償のゴールドカード

ここからは、自動付帯ゴールドカードをご紹介します。

いずれも年会費は10,000円超えですが、補償内容が手厚く、他のサービスも充実しているのが特徴です。

\航空機遅延費用も付帯!
ドコモユーザーにおすすめ/

dカード GOLD
dカードGOLD
年会費本会員:11,000円(税込)
家族カード:1枚目は無料
補償対象会員本人と家族カード会員
・本会員と生計を同一とする配偶者・19歳未満で同居の親族・19歳未満で別居の未婚のお子様
傷害死亡/
後遺障害
決済なし最高5,000万円
決済あり:1億円
傷害治療最高300万
(50万)
疾病治療最高300万
(50万)
リンク公式サイト
*( )は本会員のご家族

dカードGOLDは、家族カードが1枚まで無料で発行でき、本会員と同等の補償を受けることができます。

補償額はガクッと減ってしまいますが、子供にも適用されるのは嬉しいですね。

ドコモが発行しているカードになりますので、ドコモユーザーは様々な恩恵が受けられます。

〈dカードGOLDの特徴〉

  • ショッピング利用でdポイントが100円=1ポイント貯まる。
  • ドコモのケータイ・「ドコモ光」の毎月利用額1,000円(税抜)ごとに10%ポイント還元
  • ケータイ補償3年間で最大10万円
  • 国内・ハワイの主要空港ラウンジ利用無料。
  • 航空便遅延費用や手荷物遅延費用を最大3万円補償。

\毎年初回搭乗ボーナスが
最大2,000マイル/

JAL CLUB-Aカード
年会費本会員:11,000円(税込)
家族カード:3,850円(税込)
補償対象会員本人家族カード会員
傷害死亡/
後遺障害
最高5,000万円
傷害治療最高150万
疾病治療最高150万
リンク公式サイト

JAL CLUB-Aカードは普通カードのワンランク上のカードです。

JALカードでは、上記以外のカードも全て自動付帯となっています。

普通カードの方が年会費は安いのですが、傷害・疾病治療費用が補償されません。
(アメリカン・エキスプレスブランドを除く)

こちらのカードは、家族カード会員以外の家族(配偶者)は補償対象外です。

〈CLUB-Aカードの特徴〉

  • ショッピングで200円=1マイル貯まる。
    (ショッピングマイル・プレミアム*入会時は100円=1マイル
    *ショッピングマイルが通常の2倍たまるサービス。
    *年会費:3,300円(税込) 2023年6月以降、4,950円(税込)に改定 
  • 初回搭乗ボーナス5,000マイル、毎年初回搭乗ボーナスが2,000マイルもらえる。
  • 搭乗ごとにフライトマイルの最大25%ボーナスマイルがもらえる。
  • エコノミー運賃や特典航空券でもビジネスクラス・チェックインカウンターが利用できる。(国際線利用時)
    *対象外となる場合もあります

\ソフトバンク・PayPayユーザーにおすすめ/

PayPayカード ゴールド
paypayゴールドカード
年会費11,000円(税込)
家族カード:3枚まで無料
補償対象会員本人と家族カード
傷害死亡/
後遺障害
最高1億円
傷害治療最高200万
疾病治療最高200万
リンク公式サイト

PayPayカードゴールドは、PayPayカードよりもワンランク上のカードです。

ソフトバンクやPayPayユーザー、Yahoo!ショッピング利用時のPayPayポイントがたまりやすいのが特徴です。

海外旅行保険は会員本人のみ対象ですが、傷害死亡/後遺障害費用が自動付帯で最高1億円となっています。

*2023年10月2日(月)より、PayPayカードゴールドの会員向けに、「ゴールド家族カード」の提供が開始されました。

家族カードは3枚まで年会費無料、旅行保険も本会員と同等の補償が付帯。

ソフトバンクの携帯やサービスを利用している方、Yahoo!ショッピングでよくお買い物をされる方には魅力的なカードです。

〈PayPayカードゴールドの特徴〉

  • カード利用で最大1.5%のPayPayポイントが貯まる。
    *ポイント付与対象外のサービスもあります。
    対象外のサービスはこちら
  • Yahoo!ショッピング利用でポイント最大7.0%付与。
  • ソフトバンクのサービス利用でポイント最大10%付与。
  • PayPayあと払い利用でポイント0.5%上乗せ
  • Yahoo!プレミアム特典が使い放題。

\家族にも手厚い補償/

三菱UFJカード ゴールドプレステージ
年会費本会員:初年度無料
次年度より11,000円(税込)
家族カード:無料
補償対象・会員本人と家族カード会員
・本会員と生計を同一とする配偶者・同居の親族・別居の未婚のお子様
傷害死亡/後遺障害最高5,000万円(1,000万円)
傷害治療最高200万
疾病治療最高200万
リンク公式サイト
*( )は本会員のご家族

三菱UFJカード ゴールドプレステージは、三菱UFJカードよりもワンランク上のカードです。

ゴールドカードなのに初年度年会費が無料!

また、家族カードは何名でも無料で発行することができます。

海外旅行保険は家族カードも同等の補償が付帯されるので、とても手厚いですね。

〈三菱UFJカード ゴールドプレステージ の特徴〉

  • 同行の子供にも傷害・疾病治療最高200万補償される。
  • 国内・海外渡航便遅延保険最高2万円付帯。(国内については利用付帯)
  • 厳選されたレストランで、所定コースが1名分無料になる。
    詳しくはこちらゴールド・グルメセレクションby招待日和
  • 全国のセブンイレブン、ローソンなどの対象店舗での利用で5.5%ポイント還元
    7月31日までは、最大10%相当還元のキャンペーン実施中!
    *キャンペーンには条件があります。詳しくはこちら

ゴールドカード以上のステータスカードになると、年会費も高額なので補償も手厚いです。

ただし、旅行保険のために高額カードを持つのはおすすめしません。

これだけの年会費を払うのであれば、保険会社の旅行保険に加入した方が補償や事故時の対応も断然手厚いです。

ゴールドカード以上のクレジットカードは、旅行傷害保険だけではなくその他のサービスに魅力があるので、そのサービスが自分に合っているか?で判断されるのが良いかと思います!

クレジット付帯保険だけで足りる?

旅行保険

クレジットカード付帯の海外旅行保険だけで、補償は足りるのでしょうか?

海外では医療費が高額になるって聞いたことがあるけど…。

海外旅行で一番心配なのは、旅行中のケガや病気ですよね。
旅行先によっては、盗難や紛失にも注意しなくてはいけませんね。

医療費の参考として在ニューヨーク日本国総領事館によると、海外での医療費は以下のように高額です。

ニューヨーク市 マンハッタンの医療費

項目治療費
初診料150ドル〜300ドル
専門医による受診200ドル〜500ドル
入院室料2,000ドル〜3,000ドル(1日当たり)
虫垂炎での手術・入院(1日入院)1万ドル以上
歯科治療(1本当たり)約千ドル
参考:在ニューヨーク日本国総領事館

複数の保険会社のサイトを確認しても、傷害・疾病治療は最低でも1,000万、できれば2,000万〜3,000万くらいの補償があった方がよいとの見解が多かったです。

複数のクレジットカードの付帯を合算することで多少カバーできるかもしれませんが、請求する時のことを考えると、何社も書類を揃えることになり、考えただけでもかなりの労力です(笑)

そこで我が家では、クレジットカード付帯の補償をカバーするための保険に加入することにしました。

カード付帯の保険を補おう!

海外旅行画像

保険の重複を避けるために…

保険会社の保険を検討する前に、確認しておきたいことがあります!

クレジットカードを複数枚持っていても、任意の保険に加入するにしても、全ての保険金がおりるのでしょうか?
気になる2点を確認しておきましょう!

Q.旅行傷害保険が付帯されているカードを複数枚持っている場合の保険金はどうなるのか?

Q.カード付帯保険と任意の海外旅行傷害保険に加入している場合、両方から保険金を受け取れるのか?

個人カードの場合、一般的には以下のようになります。

保険種別複数の
カード付帯保険
カード付帯保険

任意保険
傷害死亡/後遺障害最も高い保険金額を上限として、それぞれの保険会社から按分して支払われるカード付帯の
保険金
(支払額は右記のとおり)
任意保険の保険金額が支払われる
その他の保険各保険金額の合計を上限として、実際の損害額をそれぞれの保険会社から按分してして支払われる
傷害死亡/傷害後遺障害

カード付帯保険のみの場合は、複数のカードの保険金額の中から最も高い保険金額を上限として、それぞれから按分して支払われます。

つまり、保険付帯のクレジットカードを複数枚持っていても、保険金が合算して支払われるわけではありません。

任意の保険に加入した場合は、カード付帯の保険金にプラスして任意の保険会社からも保険金を受け取ることができます。

(例)事故により亡くなってしまった場合

複数のカード付帯保険

A社:2,000万円
B社:1,000万円
C社:500万円

最も高い金額の2,000万円が支払われます。

カード付帯保険+任意保険

カード付帯 A社:2,000万円
カード付帯 B社:1,000万円
任意保険 C社:5,000万円

[カード付帯から2,000万円]+[任意保険から5,000万円]=合計7,000万円の保険金が支払われます。 

その他の保険

全ての保険金を合算した額を上限とし、上限の範囲内で実際の損害額が支払われます。

(例)ケガをして、治療費に200万円かかってしまった場合

複数のカード付帯保険

A社:200万円
B社:100万円
C社:100万円

それぞれの合計400万円を限度とし、実際の治療費200万円が支払われます。
200万円は各保険会社で按分して支払われます。

カード付帯保険+任意保険

カード付帯 A社:200万円
カード付帯 B社:100万円
任意保険 C社:300万円

それぞれの合計600万円を限度とし、実際の治療費200万円が支払われます。
200万円は各保険会社で按分して支払われます。

*保険金の按分は、保険金が支払われた後に保険会社間で調整されるそうです。
参考日本損害保険協会

カード付帯保険にプラスするならこの保険!

クレジットカードの付帯保険に傷害疾病治療費を上乗せしたかったので、任意保険に加入することにしました。

我が家は次の2つの保険を検討しました。

\ポイントはココ/

  • カード付帯保険で足りない補償を上乗せできるプランがある
  • 新型コロナウイルスに対応した補償がある
  • サポートが充実!24時間対応(年中無休・無料通話・日本語案内)
  • 現金不要のキャッシュレス治療

新・海外旅行保険【off!(オフ)】は、オーダーメイドプランがあるので、カード付帯保険では足りない補償だけをセットして、自分だけの保険を組むことができます。
料金もお手頃になりますので、おすすめです!

ただし、オーダーメイドできるのは個人契約のみとなります。
家族での加入を検討される方は、「ネットde保険@とらべる」がおすすめです。

ネットde保険@とらべるは、カード付帯保険では不足がちな補償(治療・救援費用、疾病死亡、弁護士費用)だけがセットされたプランがあります。
傷害死亡・後遺障害、賠償請求等の補償はありませんが、保険料を抑えることができます。

ハワイ7日間(3名)試算例

日数は、日本到着日までをカウントします。

新・海外旅行保険
【off!(オフ)】
ネットde保険@とらべる
保険料を抑えたいプランプランK
本人家族本人家族
傷害死亡/後遺障害500万500万なしなし
治療費用1,000万1,000万2,000万2,000万
疾病死亡500万500万2,000万1,000万
救援費用1,000万2,000万
賠償責任1億なし
携行品損害30万なし
手荷物遅延10万なし
弁護士費用100万
合計費用
(全員分)
5,2403,490

我が家は「ネットde保険@とらべる」に加入することにしました。
AMEXの付帯保険はかなり手厚いので、それに治療費用をプラスする目的で選びました。

何かトラブルがあったとき、絶対パニックになってしまうと思うので(笑)、日本語で相談できると安心感があります!

しかもキャッシュレス治療なので、医療費をその場で支払うことなく治療を受けることができるのも有難いですね。

以前ドイツに旅行した際、友人が首を痛めてしまい保険会社に連絡したところ、現地の日本人医師の病院を紹介してもらい、とても助かった経験があります

旅行中は楽しいので、ついつい無茶してしまうこともありますよね…何かあった時の備えって大事です!

まとめ

今回の記事のまとめです。

  • 国際線特典航空券利用時は、燃油サーチャージ代をクレジットカード払いにすることでAMEXカード付帯保険が補償される。
  • AMEXカードでは、国際線航空機チケットや空港までの公共交通乗用具の料金などをクレジットカードで支払った場合に利用付帯の対象となる。(自動付帯カードもあり)
    出国後に初めて利用する公共交通乗用具の支払いも対象。
  • AMEXカードでは、本人とその配偶者も補償の対象となる。
  • 【付帯保険付きのカードを複数枚持っている場合】
    ・傷害死亡・後遺障害複数のカードの保険金のうち、最高額の保険金を上限として支払われる。
    ・その他の保険 全てのカードの保険金の合計を上限とし、実際の損害額が支払われる。
  • 傷害死亡・後遺障害は[カード付帯保険]+[任意保険]の合計額が支払われる。
  • 海外の医療費は高額になるので、傷害・疾病治療費は1,000万円程度を目安に保険を検討する。

海外旅行のために、こんなに保険を調べたのは初めてです(笑)

今まではあまり考えずに旅行保険に加入していましたが、クレジットカードの付帯保険は結構充実していたので驚きました!

今回子連れでの海外旅行が初めてなので、万が一の為にもしっかり把握しておきたいなと思いました!

「家族でハワイ旅行」を目標にマイルを貯めはじめて早5年…。
マイルがたまり、予約までしていた矢先にコロナが始まってしまったので…、今回は5年越しの実現となります!

楽しみな分、しっかり準備して行きたいなと思います。

旅行を予定されている方、これから計画をされる方にも、ぜひ参考にしていただければと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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