我が家はこの夏、コロナで伸び伸びになっていたハワイ旅行へ行ってきました!
私がマイルを貯めるきっかけになったのが、「家族でハワイ旅行に行きたい!」でした。
そして、せっかくマイルを貯めるならビジネスクラスに乗ってみたい
という事でこれまで頑張ってマイルを貯めてきました。
今回はそんなJALハワイ便・ビジネスクラス3名分を特典航空券の基本マイル(40,000マイル)で予約した方法についてご紹介します!
我が家はJGC(JALグローバルクラブ会員)ではないので、一般的な予約方法としてお伝えします。
*こちらの記事は執筆時点での情報をもとに作成しており、閲覧時点で内容に変更がある場合があります。
あらかじめご了承ください。
JALハワイ発着便の基本マイル数
【基本マイル数(片道)】
ハワイ日本
単位:マイル
ハワイ便のマイル数はこちら。
エコノミークラス | プレミアム エコノミークラス | ビジネスクラス | |
---|---|---|---|
コナ | 20,000 | 30,000 | 40,000 |
ホノルル | 20,000 | 30,000 | 40,000 |
そして、この基本マイル数で予約できる席には限りがあり、各クラスで異なります。
基本マイルで予約できる枠は?
先程お伝えしたように、基本マイルで予約できる特典航空券枠(席)には限りがあります。
席数については公表されていないので確実ではありませんが、JAL Webサイトの空席照会などから確認するとハワイ発着便の席数は以下のようになっています。
エコノミー | 4席 |
プレミアムエコノミー | 2席 |
ビジネスクラス | 2席 |
JALには国際線特典航空券PLUSという制度があり、残席に応じてマイル数が変動する仕組みとなっています。
このため、基本マイルの席がなくなってしまっても、追加マイルを支払うことで予約が可能となります。
ただしこの追加マイルがネックでして…
マイル数はクラスや路線、シーズンによって大幅に上がります…。
*2023年10月1日発券分よりファーストクラス利用時の必要マイル数は搭乗日のシーズンによって変動します。
また、JAL国際線特典航空券PLUSの最大マイル数が変更となります。
キャンセル待ちをすることなく、航空券が予約できるのはメリットですが、何しろマイル数が大幅に上がるのでかなりイタいです…。
そんなビジネスクラス特典航空券ですが、特典枠 2席の【成田 40,000マイルで3人分とることができました‼︎ コナ便(片道)】を
行きはコナ空港、帰りはホノルル空港から帰ってきました。
少し手間はかかりますが、実践した方法をご紹介したいと思います。
これからやってみよう!と思っている方はぜひ参考にしていただければと思います。
実践した方法
JAL特典航空券の予約・申し込みは、電話またはWebサイトから行います。
私はいつもWebサイトから予約をしています。
そして、今回も予約開始日の開始時間(10:00)からサイトへ入りました!
〈その1〉 予約を分ける
我が家は家族3人(大人×2名、小児×1名)ですが、2名と1名に分けて予約します。
- 大人×1、小児×1= 2名
- 大人×1= 1名
なぜこんな面倒くさいことをするのか?
と言いますと…
先ほどお伝えしたように、ハワイ便のビジネスクラスが基本マイルで予約できるのは2席です。
3名で検索してしまうと、2席の枠を超えるのでマイル数が上がってしまうのです!
例えば、3名で検索すると以下のように1人当たりのマイル数が96,500マイルで、合計がなんと289,500マイルになってしまうのです‼︎(片道ですよ…)
《3名で検索時》
1人40,000マイルの特典航空券が、2席を超えるとなんと96,500マイルになるという驚きです(笑)
これだと往復マイル数よりも高くなりますよね…。
ところが、2名で検索してみると
《2名で検索時》
ちゃんと基本マイルの40,000マイルで予約できるのです!
このように、空きがあるにも関わらず、枠以上の人数で検索してしまうと全て追加マイル数で計算されてしまうのです。
エコノミークラスであれば、予約開始時の枠は4席なので“5人家族だから5名”と入力してしまうと下記のような結果になります。
《5名で検索時》
1人あたり21,500マイルになっていますね。
《4名で検索時》
1人あたり基本の20,000マイルになっています。
「他の予約方法があるのでは?」と思ったので、JAL問い合わせセンターにメールで確認したところ、以下のような回答でした。
“ 一度の予約操作で必要マイル数の異なるご予約を承る機能はございません。
必要マイル数ごとの空席数に合わせ、人数を調整してのご予約をお願いします。”
ということは、やはり基本マイル数でとれる席数に合わせて予約を分ける必要があるということです。
そして、追加マイル数はシーズンや日にちによっても変わってくるようなので、必ずしも一定ではないようです。
また、残席によってさらにマイル数は跳ね上っていきます…。
という訳で、我が家は2回に分けて予約をしたのですが、もちろん3人目の予約は40,000マイルではとれません。
幸いコロナ禍でたまっていたマイルがあったので、追加マイルで予約しました。
「あれ?基本マイルで3人分取れたんじゃないの?」と思いますよね。
もちろんこれで終わりではありません。
〈その2〉 枠が開放されるのを待つ
今回の[成田予約開始から17日後にビジネスクラス基本マイルの枠が2席開放されていました! コナ便]は、
これは地道な作業ですが、予約後も毎日のようにチェックしました!
ちなみにエコノミークラスは4席開放され、8席になっていました。
そこで追加マイルで予約していた1名分を取消し、新たに40,000マイルで取り直しました。
JAL特典航空券は変更不可なので、一度取消し手続きをしてから再度予約を取り直すことになります。
マイルは取消完了と同時にマイル口座に戻るので、取消後はすぐに予約を取り直すことが可能です。
この間に席が埋まってしまわないか…ドキドキしながらの作業ですが、無事に予約できました
- 未使用の場合はマイルの払い戻しが可能。
- 国際線特典航空券の取消手数料が3,100円(1人当たり)かかります。
- マイルは取消完了と同時にマイル口座に戻ります。
- 払い戻し時点で有効期限が切れているマイルは口座に戻りません。
- 払い戻したマイルの有効期限は当初の有効期限になります。
- 取消し・払い戻し期限は旅行開始日前日の23:59(出発地時間)まで。
- 往復予約の場合、片道だけを取消しすることはできません。
詳しくはこちら
特典航空券の払い戻しについて
このようにして、3人分のビジネスクラスを基本マイルで予約することができました!
ただし、席が開放されるかどうかは確実ではありません!
渡航先にもよりますが、人気のハワイ路線などは取消料がかかってしまうかもしれませんが、追加マイルを支払う余裕がある方は予約しておいた方がよいと思います。
もしくは、他のクラスの席を予約しておくなど・・・。
また、席が開放されたとしても他の方の予約が入ってしまった場合は基本マイルで取れるかどうかわかりません。
今回の旅行では、往路はコナ線・復路はホノルル線を利用しました。
コロナ禍前に予約していた特典航空券では、この開放枠を使ってコナ便・ホノルル便ともに3人分のビジネスクラスを基本マイル数で予約していました。(結局欠航になってしまいましたが…)
ただ、今年は[ホノルルマイルはどんどん上がっていくばかり…。 成田・羽田便]のビジネスクラスに関しては一向に開放されず、
結局1人分は追加マイルでの予約のままとなりました。
「席は直前に開放される」というブロガーさんの記事をよく見かけるので、渡航先によっては直前開放もあるようです!
ただ、GW・夏休み・お盆・年末年始期間などのハワイ路線に関しては、おそらく直前開放はないのではないかな〜と思います。
やはりハワイは人気の渡航先なので、直前は満席になってしまうこともあります。
簡単にはとれないハワイ便・ビジネスクラスではありますが、頑張ってマイルを貯めてきてよかった…と実感できるような快適な機内でした。
デメリット
「できるだけ少ないマイルで行きたいので、労力は惜しまない!」という方にはおすすめの方法ですが、少しめんどくさいこともあります。
- 予約を分けるので予約番号が2つになる。
- 予約ごとに座席指定が必要。
- 航空便の時間変更等があった場合は、それぞれ手続きが必要になる。
- 取消手数料がかかってしまう。
- 自分でこまめに確認しないといけないので、面倒くさい。
予約番号は分かれてしまいますが、搭乗手続きや荷物の預け入れなどに何か支障がでる訳ではありません。
一番面倒くさいのは、やはりこまめなチェックですね (笑)
これは、もう根気よくやるしかありません!
基本マイル数で予約するコツ
すでに実践されている方もいるとは思いますが、私がやっている方法をご紹介します。
我が家では、GW期間中やお盆休み、年末年始などの旅行はズラすようにしているので、このような繁盛期間に予約をとったことはありません。
この時期しかお休みが取れない方もいらっしゃると思いますので、そのような方にはあまり参考にならないかもしれません…。
予約開始前
旅行の計画が決まったら、前もってやっておいた方がよいと思うことをまとめました。
登録などは1度済ませてしまえば、今後の予約時には必要ありません。
- (1) マイルは家族間で合算しておく
-
JALカード会員の方は「JALカード家族プログラム」に登録することで、家族間のマイルを合算することができます。
マイルを貯める際にも、絶対合算した方がよいので登録しておくことをおすすめします。
- 登録は無料です。
- 親会員(本カード会員)1人に対して子会員9人まで登録できます。
- 18歳未満のお子様も登録できます。
まだJMB(JALマイレージバンク)に加入していない場合は、まず加入しておきましょう。
こんなかわいいカードも発行できます
詳しくはこちら
- (2) クレジットカード情報を登録しておく
-
少しでも時間短縮するために、決済に利用したいクレジットカード情報は前もって登録しておきます。
クレジットカード登録は、JAL公式サイトからログイン後、[登録情報 クレジットカード情報登録]で行うことができます。
- (3) マイルは余裕を持って貯めておく
-
JAL国際線特典航空券PLUSが導入されてから、基本マイルでの予約枠を超えるとマイル数がアップしていきます。
そのため、基本マイル数での予約を予定しているとマイルが全然足りない・・・となることもあります。マイル口座の残高が足りていなければ、予約を取ることはできません。
対象路線のマイル数がどのくらいアップするのか?、空席照会で前もって調べておくことをおすすめします。
あまりにもプラスになってしまう場合は、有償運賃と比較してみるのもよいかと思います。
- (4) 基本マイルで予約できる席数を把握しておく
-
旅行を予定している区間の特典枠は、あらかじめ空席照会で調べておきましょう。
予約が開始されたばかりの日程などは、基本マイルで予約できる席数が分かりやすいと思います!
予約時
- (1) 予約開始日の開始時間に行う
-
成功率を上げるためには、搭乗日前日から数えて360日前の午前10時をねらいましょう。
*予約開始日の検索はこちら国際線特典予約開始日のご案内
特典枠の座席数には限りがあるので、やはり早めの予約が一番有効と言えます。
- (2) 片道ずつ予約する
-
「片道ずつ予約する」理由は2つあります。
- 往復航空券の場合は「往路・復路共に予約開始日時になってからの申し込み」となります。
復路の予約開始日を待っている間に枠が埋まってしまった・・・なんて事もあります。 - 往復で発券した場合、片道のみの取消しはできません。
“特典枠が開放されたので取り直しをしたい”となった場合、往復で取消す必要があるのでリスクです。
- 往復航空券の場合は「往路・復路共に予約開始日時になってからの申し込み」となります。
- (3) 座席の指定は後から
-
「予約完了」となるまでは、予約は確定していません。
スピード勝負となる事もあるので、必要な情報だけを入力し、予約完了までいきましょう!
座席の指定は予約後にゆっくりできるので、後回しで大丈夫です。
マイルは特典航空券で使うのが一番お得ですが、これまでお伝えしたとおりマイル数が大幅にアップしてしまう事もあります。
そんな時は、マイルの使い道として「eJALポイントに交換」したり、「ZIP AIRポイントに交換」することもできます。
マイルの使い道について、こちらの記事でご紹介していますので、よかったらご覧ください!
まとめ
以上、基本マイルで特典枠以上の予約をとる方法やコツについてお伝えしました。
では、おさらいです。
- 基本マイル数で予約できる席には限りがあるため、空席数に合わせて予約を分ける
- 基本マイルの特典枠は、2週間後あたりから開放されることがある。
- 特典航空券の変更は不可。
取り直す際は、取消後 予約(取消手数料:国際線3,100円) - マイルは取消しと同時に、マイル口座に戻る。
- 渡航路線の基本マイル席数や追加に必要なマイル数は事前に調べておく。
帰りの便は1人分追加マイルとなりましたが、「このためにマイルをためてきた!」と思っているので満足です。
そして、また来年の夏休みに向けて予約の準備をしようと思います
息子は来年小学6年生。
自由に旅行に行けるのも最後かもしれないので、実行したいと思います ….
\コンパクトなので持ち運びに便利!
別冊地図付き/